三人称一元視点
三人称一元視点と言うものをご存じだろうか?
わたしは今ままでサイトに載せたりオフ本にするなど、小説をなんとなく書いてきました。
確実に漫画の方が多いんですが、漫画は16Pぐらいの短編を得意としてまして、むしろ長編漫画は描いたことなくて、執筆スピードとか画力とかの問題で長編を書くなら小説だろうと思ってました。
物書きさんには大変失礼極まりない話ですが、小説なら国語辞典とか類義語辞典を片手に長編書けるかなぁと思ってました。
なんとなく書けてるつもりでいました。
ところが……途中まで書いて詰まりました。
…この調子で小説書いていって、長編ですからキャラクターも増えていく。
一人称で書いていったら、どうやって全キャラを動かす?
主人公のいないストーリーでは視点を変える??
でも、視点をその回その回で変えてたら読者は完全に迷子になるだろう
それに世界観はファンタジーだし、一人称で書くと主人公の知識だけの説明になってしまう
主人公はそんなに賢くないぞ?
では、三人称にするか?
まって。主人公の感情が書きたい。むしろそこが一番書きたい。
今まで書いた小説って、小説の書き方的なものを参考に書いた事がないなって思ったんです。
で、ちょっと勉強してみたんですよ。
一人称は理解できます。
三人称も理解できます。
え?なにこの「三人称一元視点」ってやつ!
三人称で語り部が居るにも関わらず、一人の視点に絞って内心も表現できる。
つまり、世界観の説明は完ぺきで、感情移入もできる。
とっても便利そうなんですが!
そこで必須になってくる「自由間接話法」とは…!
勉強すれば勉強するほど、簡単に文章を進められなくなった。
ちなみに今まで書いていた小説は一人称。一人称しかない。
一番感情移入できるのは一人称ですからね。
あくまで個人の解釈なんだけど、一人称の文章の一人称(俺や私)を個人名に替えると、「自由間接話法」になり、そこに他の情報(視点主も知りえない事も含む)を語る語り部、三人称を入れればそれらしくなりそうではある。
これね、やってみるとすっごいブレるんですよ、文章と言うか視点が。
語り部の三人称と「自由間接話法」を使って視点主の内心を違和感無く混ぜるってのがミソになりそう。
でね、時々あれ??これ、一人称の文章じゃないか??ってなったりするのよ。
ああああっっ
難しいっっっ
世の中の物書きさんの頭の中はどうなっているんだ!!!!!
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