白山比咩神社
神社や神様に呼ばれるという感覚がある人はどれぐらいいるだろう。
0人とは言わせない。
呼ばれると言っても、お告げを聞くレベルではないよ。
たまたま何度もその文字を目にしたり、気になることを調べたら、突然その文字が現われて接点があったりね。
ほら、気になるでしょ? ってアピールしてくる感じ。
気になると言うところまで、コントロールされてるんじゃないかと思うことがあるよ。
呼ばれたきっかけは、本だった。
年に2,3回、思いつきで、突発的に本を買うんだ。
「鬼神まもり」
目に見えない世界が大好きで、そういえば、鬼神ってゲームでも出てきたりするけど、何なんだろう? と、気になった。
作家さんの名前を見て更に驚いた。まさよさん。
この人の本を思いつきで買うのが3度目だった。
この作家さんの本は、なんかこう、がっつりスピリチュアル系かつ、ある程度の知識がないと、??????ってなる本というイメージで、でもそれと反比例するように表紙が絵本のように可愛らしいの。
この方が確実にご自分の感覚だけで書いていらっしゃるのよ。
今回の「鬼神まもり」も、知識とかの概念じゃなくて、こういうのが本当にいたから、何者か後付けで調べられる範囲で調べて本にしました! って感じ。
しかも、その調べられる範囲というのが、雑でちょっと笑っちゃった。そうだね、大切なのは存在で知識ではないものね。※くっそ褒めてる。
本の内容のざっくりすぎる説明。
作家さん曰く、ある日、「世巍」という言葉が振ってきたそうだ。そこで、「世巍」とは「鬼」の事だと理解したそうです。
そして、「世巍」とは、女神の荒魂であると。(「鬼神」は、男神の荒魂なんだとか。)
そこから、男神や女神には、二面性があり、和魂と荒魂があると説明されているんだけど、作家さんはオリジナルで和魂を如魂、荒魂を鬼魂と呼んでいるんだとか。
そして、雑でちょっと笑っちゃったところ。
実は神様って同一神とされたり、名前かと思ったら役職名だったり、結婚して名前が変わった神様もいる。沢山の名前を持っているんだ。書かれる時、漢字が違うこともあるし、読み方が違ったりすることもある。(このブログでは固定するね)
荒魂にもね、ちゃんと名前が付いているんだよ。
でも、この作家さん、全部オリジナルの名前で突き通しちゃって、しかも、何をした神様なのか、誰から生まれた神様なのかも説明しないの(笑)
こんなふうに、貴方を助けてくれるよ。っていう説明だけ。えぇ、とても大事です。
ちょっとまって、鈴來さん。(笑)ってどういうこと? って思ったでしょ?
それが、わたし偶然にも今、日本書紀にハマってて(大爆笑)
進研ゼミでやったところーーーーーー!!!!!って状態だったんです。もう大草原!!!!
日本書紀にハマるってどういうこと? って思ったでしょ? うん。自分でも良くわかってない!!!!!
でもこれは、たどり着け。と、言われているとしか思えなかった。
「鬼神まもり」には、相性の良い世巍(荒魂)が分かるようになっていて、わたしと相性が良いのは「透巍」。
和魂での名前は、菊理媛神(ククリミメノカミ)。
この本が、日本書紀を調べて作られたことがよく分かる。古事記には登場しない神様だからね。

さて、呼ばれましたよ。たどり着きました。
わたしを呼んだのは、菊理媛神。白山比咩大神(シラヤマヒメノオオカミ)と同一神と言われている神様。

菊理媛神が登場するのは、日本書紀では本当に少しなんだ。
神産みで伊弉冉神(イザナミノカミ)が火の神様、火之迦具土神(ヒノカグツチ)を産んで大火傷をして亡くなってしまう。
それを夫の伊弉諾神(イザナギノカミ)が悲しんで、黄泉の国に遭いに行くことを思いつくんだ。
(↑サラッと書いたけど、とんでもない状態なんだよ。伊弉冉神が死に際に嘔吐したものとか、おしっこや大便、全部神様になるし、伊弉諾神もお前が産まれたせいで!!!!って火之迦具土神殺すし、その時流した伊弉諾神の涙も神様になるし、飛び散った血も神様になるし、ここすっごい騒がしいと思う。神様すごい)
遭いにいったその時には伊弉冉神は黄泉の国の食べものを食べてしまっていて、そちらの国の住人になってしまっていた。
それでも、戻れるかどうか聞いてくるから、それまでは、決してわたしの姿を見てはいけませんよって、伊弉冉神は夫にいうの。
でもさ、見ちゃうのよ。扉の隙間から。待ちきれなくて。
死者伊弉冉神の姿は、皮膚は穴だらけでウジが湧いていてボロボロだったの。
伊弉諾神は、こっわ!!美人だった俺の妻何処行ったの?!!!無理ーーーーー!!!!ってなって、逃げ出して、伊弉冉神は見られたことに気がついて、逃げられて、黄泉の国の軍勢とともに怒って追いかけてくんの。
(↑ここで、逃げてる最中に投げつけた何かがタケノコになったり、桃投げつけたら撃退できて、桃最強説で桃に名前付けてあげて神様になって、コレが桃太郎になった説とかあるけど、ここもすっごい騒がしいと思う。)
泉津比良坂っていう、生者と死者の国の境目で追いつかれ、口論になるの。
ここで登場、菊理媛神。
伊弉諾神と伊弉冉神の話を聞いて、伊弉諾神に一言言うと、伊弉諾神はその内容を褒めて納得して、帰っていく。
何を言ったのか?
記述がないんですねー。
えぇ、菊理媛神の登場シーン以上です。
ちなみに、「古事記」では、菊理媛神は登場せず、絶妻之誓する流れになっています。
でも、その言葉に愛を感じて、和解して離婚していることには変わりないのかな? と持論です。
「愛しい夫よ、そんなことを言うのであれば、私はあなたの治めている国の民を1日に1000人殺すでしょう」
「愛しい妻よ、それなら私は1日に1500人産ませよう」
※古事記より
わたしには、住んでる国が違っても、一緒に居られなくても、これからも一緒に国作りしような! って言ってるふうに感じるんですよね。
描かれていないだけで、そこに居たと思いたいですね。
菊理媛神。
生者伊弉諾神と死者伊弉冉神の喧嘩の仲裁をしたシャーマン要素のある神様。
縁結びとして有名な神様だが、喧嘩の仲裁後、伊弉諾神と伊弉冉神は離婚してるから、和合の神の方が意味合いがしっくりくるようにわたしは思う。
この神様の両親兄弟とも不明なせいか、考察が多数存在する。
黄泉の国で伊弉冉尊に仕える女神説、 伊奘諾神と伊弉冉神の娘説、黄泉神(よもつかみ)説。
なんでこーゆー面白いところを紹介しないんだろう。
同一神とされている、白山比咩大神は何したの? って?
看板を読んでくれ。わたし的に菊理姫神の話の方が面白いかなー。

さて、ここですよ。摂社。
こちら、本日のメイン「透巍」です。
「荒御前神社」
調べたら、「荒御前大神」他、三柱が祀られていると書かれている。
だけど、わたしは違和感を抱いたんだ。
ネットで書かれている色々な箇所の「荒御前神社」は、住吉大神の荒魂が祀られている。
だが、白山比咩神社の敷地内に住吉社が存在している。
菊理媛神をご祭神にしている神社に、他の神様の魂をわざわざ分けて祀るだろうか?と。
ネットの情報に神社のホームページを作る側が引っ張られているのではないかと考えたの。
「荒御前」と言う言葉の本来の意味を見ていただきたい。
① (軍の先頭に立つ)勇武な神。神功皇后の征韓の際の乗船に現われたという住吉大神の荒魂。
② 人の仲、特に男女の仲を裂く神。あらみかげ。あらみさきひめ。
これ、②なんじゃね?と。
菊理媛神は縁切りでも有名な神様なんだよ。
というか、伊弉諾神と伊弉冉神、離婚してるし。
わたし以外に違和感感じる人いるでしょ?って、ネットをあさりましたよ。いたよ。
しかもわたしの上位互換。社務所に問い合わせした方が。
ビンゴでした。
ネットに引っ張られてる考察も一緒で笑った。
祀られているのは、菊理姫神の荒魂です。
お招きありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

白山奥宮遙拝所
大岩を祀っているの良いなぁ……と思う。
日本の八百万の神信仰っていいよね。

緑のトンネル。
山の神様って感じがするよねー。
どれもこれも神様が作ったんだよー。
さっきまでスイッチ入れて考察してた語彙力何処行ったの?

ご神木。
これはもう神様そのものよ。キラッキラ。
綺麗な世界を見せてくれてありがとう。

龍が居る。
菊理媛神って山の神様だけど海の神様でもあって、水の神様で龍神でもあるんだよ。
神様に役職があるのだとしたら、瀬織津姫と同じだったんじゃないかなと思ってる。
つか、瀬織津姫ってのが役職名だと思ってる。(ただの持論です)
**
さて、こちら、別日に行った、氣多神社です。
何度も行ってたの。


あのね、ここにも菊理媛神が祀られていたの。
なんだ、随分前から、一緒に居てくれてたんだな、って思った。
初めて行ったとき、おみくじで凶を頂いたのを覚えてる。
だが、いい加減認知しろと、呼ばれた。
大国主命ばっかりおっかけてんじゃねーよと。
遙か昔、神話レベルの時代、日本は統治王と祭祀王、二人の王が納めていた。
その身に神を降ろすことが出来る祭祀王の方が偉いとされていた。女性が努めることが多かった。
だが、どういうことか、どちらも一人の男性が行うことが増え、それが天皇家。
社会や科学が発達する代わりに、争いが増えた。
女神信仰時代は、平和だったんだって。
今の時代は女神を信仰する方が、良いのかも知れないね。
ここまで読んだ人いる?
長々とありがとう。
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