一元描写では作者が主人公の認識を超えた事柄を述べてはならない。
他人の心情を推測、または確固たる自信や材料を元に「主観的に断定」はできても、「物語的に確定」することは出来ない。
世界観の説明をしたくても、主人公を通して見る世界の事しか描いてはならない。
主人公自身の描写についても別の目から見てはならない。「主人公はとても急いだ様子であった」などという表現は主人公以外の存在から見たものだ。
視覚に障害がある者が視覚的描写をしてはならない。概念的になってはならない。
視点は主人公に固定。その人になりきる。主観の移入。作者はただ主人公の気持ちを代弁するだけの存在。
語り手が受ける制限は一人称と同じ。主人公が見たものしか描写できず、主人公の考えしか描写できない。
一人称の「僕」をそのまま「A」に置き換えたものと近いが、一人称とは違って主人公の口調によるものではなく語彙だけが独立している。
シーンの切り替えを伴えば、視点主そのものの変更も可能。
ここ最近ラノベの書き方系の本を探してて、色々斜め読みしたんだけど、キャラクター設定とか世界観設定とか、そうじゃない。わたしの詰まってるところそこじゃない。ってなってなんだけど、やっと見つけた。
「ライトノベルのための正しい日本語」
そうなの。わたしはラノベ寄りの国語の教科書探してたのよ。
で、気づいたの。
わたしは修飾語の使い方がよろしくなかったのよ。うん。
修飾語は被修飾語の直前に入れとわかりやすい文章になるらしいんだけど、まぁ出来てなかったんだよね。
それと、主語と述語はなるべく近い位置に。
たとえば……
×レイキはライラと夕暮れ時で賑わっている飲食店で、グラタンを食べながら話した。
◎夕暮れ時で賑わっている飲食店で、グラタンを食べながら、レイキはライラと話した。
あとな、固有名詞を使いすぎなんだわ。意味通じるところは代名詞に変えた方が読みやすいわ。
しかし……
三人称一元視点とか、自由間接話法とかの説明がされてる本って本当にない…。
以上、国語の勉強でした。
……学生の時に国語をちゃんと勉強すれば良かった。(理数系)